シャンプーする男性の後ろ姿

ゴシゴシ洗うとサッパリした気分になれるし、頭をゴシゴシ洗う人は「しっかり洗わないとベタベタする」という意識で洗っていることでしょう。

頭皮は、顔より皮脂の分泌量が約3倍と多く、顔よりもベタベタしやすい傾向にありますが、頭も顔や体と同じ皮膚ですので、顔や体と同じように優しく洗うのが結果的に臭い対策に繋がるというお話です。

臭いを消すには清潔に保つことが大切ですが…

臭いが気になっていると「洗い方が足りてないのかな?」と念入りに洗う人も多いでしょう。
また、特に男なら「ゴシゴシ豪快に洗う」ことが、昔からの習慣になっている人も少なくないのではないでしょうか。

古い皮脂や角質、油汚れが残っていると毛穴が詰まる原因になりますし、酸化して悪臭を放つ原因にもなりますので、汚れは取り除いて清潔に保つことが大切です。

ですが、頭皮の表面にある皮脂は、皮膚を覆って守るバリアの役割もしています。
紫外線からの刺激から皮膚を守り、肌から水分が蒸発して乾燥するのを防ぐ働きです。

イラストイメージ。皮膚の役割について。肌の表面を覆う皮脂には外部刺激から肌を守り皮膚の乾燥を防ぐ役割がある

必要な皮脂まで取り過ぎてはいけない

上記のイラストイメージでも示したように、皮脂には皮膚を守る働きもあるわけですからゴシゴシ洗って奪い過ぎてはいけません。

また、皮膚を守るという役割があるからこそ、ゴシゴシ洗ったり、洗う回数が多かったりすると皮脂を奪い過ぎて「このままじゃ皮膚を守れない!」と身体が判断するようになり、皮脂の分泌量が増えてしまいます。

カッサカサになるまで洗っていると、逆に皮脂の分泌が増えて脂っぽくなりやすい悪循環に陥ります。

このサイクルによって、「しっかり洗ってるはずなのにベタベタする」というような状態になっていくのです。

もともと脂性でもないのに、シャンプーする時「しっかり洗う」は逆効果

男性だけでなく女性でも、脂性でもないのに「頭皮だけベタベタする」という人のベタつきや臭いの一旦は洗い過ぎにあるかもしれない、と疑ってみた方が良いでしょう。

もちろん、食生活や睡眠、ストレスなどの内的要素も無視できませんが、身体の一部分だけオイリーというのはお手入れの方法が間違っている可能性が高いでしょう。

家事で台所仕事している人や、何度も何度も手を洗う人は手だけカサカサになるように、シャンプーでゴシゴシ洗う人は、顔や身体より乾燥しやすかったり、頭皮だけ皮脂が過剰分泌を起こしてベタベタしやすくなるのは十分考えられます。

肌質に合った洗い方、皮膚をいたわる洗い方が大切

頭皮をいたわりながら優しくシャンプーをする女性

顔も身体も脂性なら頭皮も脂性で不思議はありません。

そういう方は、ある程度しっかり洗ったほうが良いかもしれませんが、普通肌や特に乾燥肌や敏感肌の弱い人は、肌質に合った洗い方が大切です。

シャンプーの洗浄力には汚れや油を分解する力が備わっています。

女性であれば常識かもしれませんが、「洗顔石鹸は泡を転がすように洗いましょう」と言われるように、ゴシゴシするのでなく、優しくシャンプーの泡で洗うことで汚れを浮かして一緒に洗い流してくれますので、シャンプーの洗浄力に頼った洗い方を意識してみるのが大切かもしれませんね。

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洗い方を優しくしてもなかなか改善しない理由

ゴシゴシ豪快に洗うシャンプー方法を続けている人の中には、すでに「シャンプーした翌朝にはベタついてる」「1日洗わないとベタベタでヒドイ」という方もいらっしゃるでしょう。

皮脂の分泌が増え、すでに悪循環に陥っているなら「洗う方法」を優しく変えても改善はなかなか難しいでしょう。

その理由は、
安価なシャンプーの洗浄力です。

高級アルコール系に分類される安価なシャンプーは、合成の洗浄成分で脱脂力が強いです。

シャンプー自体が刺激になっているのに、「洗い方」に気をつけても改善は難しくなります。

頭皮の強い人なら問題なくても、乾燥肌、頭皮の弱い人、すでにトラブルが出ている人には、刺激が強いので頭皮環境を見直すためにも、洗浄力が優しいアミノ酸系のシャンプーに見直すことをおすすめします。

念入りに洗ってた私が体験したこと

管理人の私自身が経験したことですが、

フケやかゆみが酷くてゴシゴシ洗うことが習慣でした。
(フケがヒドくて悩んでいたところ、ゴシゴシ洗ったらフケが出にくくなったので、ゴシゴシ洗いが習慣になってしまいました。涙)

これがそもそもの間違いで、その後長いこと頭皮トラブルに悩まされることになったのですが。汗

30歳を超えてベタベタするようになりニオイも気になり悩んでいたころ、洗い方を見直すようになりました。

結果的にそれだけでは改善しないどころか、チクチクむず痒くて我慢できないほどになり、シャンプーすると頭皮も赤く炎症を起こすようになっていました。

洗い方ではどうにもならなかったんです。

原因は「石油系海面活性剤」でした。
いわゆる「高級アルコール系シャンプー」といわれるもので、ドラッグストアなんかで手軽に買える安価な合成シャンプーです。

石油系の合成界面活性剤はコストが安く、洗浄力が高いのが特徴ですが、肌が強くないと、刺激に負けてしまうんですよね。

いろいろ試した結果たどり着いたのが「アミノ酸シャンプー」でした。アミノ酸系洗浄成分のシャンプーで洗い始めるとすぐに効果が実感できました。もちろん洗い方も優しくです。

1週間もすると、それまで風呂上がり鏡を見たらフケだらけだったのが明らかに治まっていて、翌朝には頭がかゆくなっていたのが、夜までかゆみを感じないで過ごせるようになり、「シャンプーひとつでこんなに違うもんか!」と驚きとともに「添加物の怖さ」を感じたことを覚えています。

それでもベタつきは中々治まらず、翌日にはかゆみが出たりと完治までは至らず、その後もいろいろなシャンプーを試しました。

そんなことを半年、1年続けていると「臭い」「かゆみ」「ベタつき」に本当に良いと感じれるものを見つけられて、コツコツ「皮脂を奪い過ぎない」ことを続けると、1年半から2年くらい掛けて頭皮がベタベタすることもなくなり、それと同時に臭いも気にならなくなりました。

頭皮のトラブルが常態化していると、なかなか元通りにはなりません。
この辺は症状の重さや個人差があると思います。

ただ、結局何が言いたいかといいますと、「もう合成シャンプーは怖くて使えない」ということです。

添加物や石油系洗浄成分の肌への刺激や負担は、とても小さなものかもしれません。
ですが、肌が弱かったり長年使い続けることによって、臭いやフケ、ベタつき、かゆみなどトラブルが出ているなら、合成成分のダメージによる可能性を疑ってみるべきだと感じました。

安価なシャンプーに比べ高いですからね、最初は手を出しにくいと思いますが試してみる価値は大いにあると実感しています。